メキシコのスーパー

昨年母がメキシコで入院中、母と私の日用品は近所にあるスーパーアルプレシオAlprecioでそのほとんどの用を足すことができたので1人で歩いてよく通いました。

メキシコはご存知のとおり全てがジャンボサイズです。コーンフレーク500gは普通サイズでコカコーラ、ゲータレード牛乳などの飲料、飲料水もサイズが大きくなればなるほど安く、徒歩だったため持ちきれないので2度に分けて買いに出かけたりしました。

たまには気分転換にとヒガンテGiganteウォルマートWalmartのような巨大ショッピングモールに連れて行ってくれましたが、車を出してもらって買い物に行くのも、しょっちゅうとなるとなんだか悪い気がして、徒歩で自力で行くことができるスーパーを見つけたときにはちょっとほっとしました、みなさん仕事の合い間をみて連れて行ってくれましたからね、感謝しています。

また母が床に臥していることを考えると一刻も早く帰ってあげなければなりませんでしたし、ショッピングを楽しむような心のゆとりはなかったです。

メキシコは院外処方が一般的らしく母の処方箋が出されると、薬学科在学中のYukieやMichikoなどお嬢さんたちと車で薬局探して何件か梯子して車で10分か15分のウォルマートなどに行くことも多かったですが大型店舗は日用品も合せて購入するには便利ですがスーパーに入っている薬局よりは結局は薬専門店(ドラッグストア)のほうが品揃えがよく入手し易かったです。

薬が1箇所の薬局で揃わなかったらこんなに不便なことないです。

日本も最近はドラッグストアで処方箋をするところが多くなりましたが数種類の薬があるときには病院周囲の薬局で済ましてしまったほうが良いようですね。

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ところで近所のスーパーに通い始めてしばらくしてスーパーのレジ袋に商品を詰める係り(店員)がレジの外に別にいることに気が付きました。買い物客はお釣り銭の中から小銭をチップとして渡しています。それも小学生くらいの子供から高齢のおばあさんまでいるのです。滞在先のセニョーラが言うには、あのおばあさん80歳くらいじゃないかしら、可哀想だからチップ弾んであげているのよ、とのこと。それを聞いてわたしもおばあさんと子供のときにはちょっとだけ多めにあげることを心掛けました。あれだけの御歳でちゃんと働いているのですからすごいなと感心します。

またその反面メキシコにもマイバッグ持参の時代がきてレジ袋がなくなったらあの人たちの仕事もなくなってしまうのかと思うとちょっと複雑な気持ちになりました。

そういえば昔キューバのホテルではエレベータガールならぬエレベータおばさんが爪を磨きながら椅子に座って乗っていましたし(行先階を押すでもない、ただ座っているだけで観光強化の前年でしたし社会主義国なのでサービス精神がないのかな)グアテマラでは小さいホテルなのにの入口に一日立ってドアを開け閉めするだけのガードマンが3人もいたり(どう見ても腕っ節が強そうには見えなかったけれど)アンティグアの公衆トイレではトイレットペーパーを手渡す係りの女性がいたりetc.先進国では省かれているような仕事が中南米諸国ではまだまだ人の手を借りてやっていてチップで生活している人たちがたくさんいます。

それを、恵んであげるのか労働に対して払うのか、理解の仕方・考え方でチップの意味が変わってきます。わたしは「労働」の対価と思い支払っています。

でもまあ生きることにたくましいメキシコ人のことですからレジ袋が無くなったら無くなったで他に何か見付けてそれを仕事にするんだろうなと、そんなメキシコでの生活を思い出しながら、マイバッグ持参で近くのスーパーへ夕食の買出しに出るところです。レジ袋を見ると黙々と手際よくレジ袋に商品を詰めてゆくおばあさんの姿を思い出します。sol(4月1日)