メキシコで交通違反

メキシコ市は交通渋滞も多く、また派手な事故も多かったです。

滞在中のある日交通違反で捕まってしまいました!

朝いつものように病院へ向う途中のことです。両替屋Casa de cambio

に寄って両替をした後、今日はなんだか運転手のホセ・アントニオがそわそわしているようなので事故でも起こさないといいな・・・(わたしもドライバーなので運転手の気持ちがよくわかる)などと思っていましたら、

角には沢山の警官たち。わたしたちの車を誘導し大通りの右端に寄るよう警官が指示しています。

あ〜あ、嫌な予感って当たるものです。

日本人だからと2倍取られては悔しいので後ろを向かずに座席に深く座っていました。

車から降りて事情聴取、ほどなくして、ホセ・アントニオが戻ってきて説明しはじめました。

「交通違反をしてしまった。本来1000ペソ(日本円で約12000円)支払わなくてはいけないところを100ペソ(約1200円)でよいと言っている。今日は持ち合わせがないので明日必ず返すから100ペソ貸してくれないか」

ということなんです。

さきほど両替したばかりの懐の中から一枚お札を渡しました。

私が頼んで運転してもらっているのですから罰金を支払うのは当然のことで「払ってくれないか」と言ってくれた方がいいかと思うのですが、彼は確かに「貸してくれ」と言った(これはメキシコの一般的な言い方なのです)けれどもきっとお金は戻ってこないだろうなぁと思いつつ、両替していていたことを警察が見ていたかのようなこのタイミングのよさにため息がでました。。。

その後、気を取り直して病院に向う途中、ホセ・アントニオが話し始めました。メヒコではよくあること、違反をすると警察署に出向いたり面倒なことが多い(日本だって同じ)しかし、それを見逃してくれるのだからこんないいことない。。。ということでした。

捉え方の違い(前向き?)なのかお国柄が違うということ実感しました。

そして帰宅してからもその話題も出ず、車の持ち主でもあるお世話になっている家の主人にわたしも報告しませんでした。

よって翌日も当然のごとく何事もなかったように過ぎ、お金が戻ってくることもありませんでした。

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そういえば昔、父がチャパラ湖畔に住み始めた頃、メキシコ人からお金を貸してくれないかという申し出にあっさり貸してあげて案の定返ってはこなかったという話と、そして、貸したお金はあげたものと思うこと、という話も聞いていました。

手形なしで貸すほうもどうかと思ったものですが、そんなに大金でなく困っていたら貸してあげたくなるのも情けというものでしょうか。

メキシコではよくある話のようですが、考えてみれば日本だって無きにしも非ず、けれど返済しないと疎遠になる。「金の切れ目は縁の切れ目」と言いますからね。

しかし借りた後もいつものように笑顔で会話できるという不思議な魔力があるのがメキシコでここはメキシコ流、わたしも後味が良くなかったことは忘れ前へ進まなくては!と気持ちを切り替え、メキシコ市での新たな一日をまた始めることにしたのでした。sol(11月5日)