牡丹の花の色鮮やかな蕾が膨らみ始めました、開花は間もなく。メキシコでは、うす紫のハカランダの花が満開を迎えている頃でしょうか―。
島田正治「墨で描くメキシコ展」4月23日〜28日文芸春秋画廊個展に向け準備がほぼ整いました。
この時期わが家は額に埋もれる生活を送ることになります。個展を経験されていらっしゃる方ならご存知かと思いますが、(父の作品は1〜2mほど)とにかく大きな額が並び、通る隙間を作るのがやっと・・・といったところです。
箱に収められた額は、スタート地点に待機しているマラソンランナーのように、搬入・飾り付けのときを待っている作品群たちです。
画廊に飾られ、みなさまにご覧いただく時を、まだかまだかと待っている作品たちを、自分と同じ魂(たましい)であると思っている父の作品をできるだけたくさんの方々にご覧いただけますよう願っております。
今回2007年出品作、大作は40点を越え、チャパラ湖・サンアントニオ村シリーズは105点(展示は20点より)と見応え十分な作品ばかりです。では来週、文芸春秋画廊にてみなさまをお待ちしております。sol(4月20日)
▼ハカランダの花(日墨協会誌最新号より 題字は島田和子・書)
▼風にゆれる牡丹の蕾