ウルトラマンの父

去る11月29日「ウルトラマン」シリーズで知られる映画監督の実相寺昭雄(じっそうじあきお)氏が亡くなられました。

実相寺さんは「ウルトラマン」「ウルトラセブン」そして「帝都物語」など数々のテレビや映画作品を残されていますが、ハワイ日系移民を題材にした映画「波の盆」の題字で島田正治を起用していただき、その映画撮影現場や記念パーティーに家族で招待していただいたりしていました。主演は今は亡き笠知衆さんでした。(小津安二郎監督映画には欠かせない、原節子さんとよく共演されていた、そうおじいちゃん役の、俳優さんです。京都の祖父とそっくりでした!)

撮影現場は、俳優さんやスタッフ、たくさんの方々で活気にあふれていて、わくわくしたのを記憶しています。

そんな実相寺さんですが、わたくしたち夫婦のお仲人をして頂きました作家の故鈴木明氏(本名は「明夫」さんとおっしゃって実相寺さんと同じお名前です。ノンフィクション作家 1929年10月28日東京都生まれ TBSの放送専門誌「調査情報」編集長から作家に。著書に「リリーマルレーンを聴いたことがありますか」「維新前夜」など多数。)とはTBS時代に一緒にお仕事をされていた仲で、夫の話によりますと「ウルトラマンは僕らが作ったんだよ、体操の”ウルトラC”はかっこいいからそこからアイデアをもらった。「ウルトラマン」の名前を付けるときには本当に苦労したよ」と誕生秘話をいつも夫に話していたそうです。それだけ当時の制作スタッフの方々の思い入れのある作品だったのでしょう。

わたしたちの幼少のころから、そして現在も、我が家の5歳の甥っ子はウルトラマンのお人形を両手に、怪獣と戦いごっこをしています。子供達に永く愛されている「ウルトラマン」、今ごろは実相寺さんと鈴木さんで「ウルトラマン」談義に花を咲かせていらっしゃるころでしょう。

この場をお借りしてお二人のご冥福をお祈り申し上げます。

sol(12月4日)