中川一政展ー独行此道ーひとりこのみちをいく

5月18日(水)−30日(月)

10:00-19:30

横浜高島屋ギャラリー8階にて開催中。

お天気の良い初日に横浜在住の友人を誘って行ってきました!

今回の没後20年の展覧会は、3月日本橋高島屋に始まり大阪、京都そして横浜に戻ってきました。

デパート8階の会場ですので天井高はないものの、実際の作品を間近に観ることができ、作品の流れがわかりやすく展示解説されている展覧会です。

1991年97歳で亡くなるまで本当によく描き続けた作品群に心を打たれます。現在79歳の父・島田正治にも「まだまだ現場で描けるよ!」と電話で伝え励ましました。

父が中川一政さんを尊敬し慕っていたことを知っている知人の方から「てるひさんは中川一政さんに会ったことありますか?」と尋ねられ、そういえば小さい頃、父の展覧会場に杖をついて現れたとてもご高齢の画家さんがいらしたこと思い出しました。

それが中川一政さんだったのか、瀧井孝作さんだったか、北川民次だったかは定かではないのですが(今度父に確認してみますね)それが事実ならばわたしが小さい頃の事とはいえ、そんな間近に偉大な芸術家の方が居らしたのですからみなさんのお話(モンマルトルやセーヌ川のお話かな、、、などと想いを馳せながら。。。)を少しでも聞いてみたかったなと今更ながら、思いました。

今月いっぱい開催中です、どうぞご覧ください。sol(5月24日)

上村松園展

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上村松園展(国立近代美術館・竹橋)が開催中です。

念願の上村松園展に出かけてまいりました!

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今日は京都出身の女流日本画家・上村松園(うえむらしょうえん)をご紹介します。

竹内栖鳳、鈴木松年を師とし、数多くの美人画を描いていましたが、それらは単なる女性美を表そうとしたのではなく画中の人物の心情に寄り添うかのようにあたたかな眼差しで対象を描くこともあれば、人物の心の奥底に渦巻く情念を静かに描き出すこともあったとのことです。

浮世絵をはじめとする古画や伝統芸能、古典文学などの幅広い知識を土台とし、市井の人々の営み、源氏物語や、謡曲などを題材としたたさまざまな作品を描いています。

大作が多く作品点数の多さにも驚きました。

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上村松園の作品との出会いは25年前。

当時勤めていた?メキシコ観光の上司・石井あけみさんは、芸術や音楽に造詣が深く、会社の仕事も忙しい中でしたが、クラッシックコンサートや展覧会、日展にもご一緒させていただいていました。

特にメキシコの風景を描いていた遠藤桑珠さんと、そして上村松篁(うえむらしょうこう)の作品を贔屓にされていて、絵葉書などを下さいました。

その影響でわたしも日本画を観るようになり母子三代にわたる彼らの画業を知るようになりました。

上村松園・上村松篁・上村淳之(うえむらあつし)三代の作品集(光彩美術)と上村松篁の画集(学研)をいただいたときには花鳥画の柔らかさと配色の美しさにただただ溜息をついて画集に見入っていた記憶があります。

日本は四季折々の風情があり、やはり自分も日本人なのか、日本画における美人画や風景の花鳥風月には魅力を感じずにはいられませんでした。

みなさんはいかがでしょうか。

そして京都・中京の出身であることも魅かれる理由だったと思います。父・島田正治も中京区小川の出身でわたしも小さい頃から泊まりに行っていましたのでその界隈はよく歩きましたし、とても馴染みのある思い出深い場所なのです。

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「母子」1934年(昭和9年)の作品。

母親でしたらどなたでも経験のある温かいまなざしでわが子をみている姿の作品です。

作品解説によりますと、この母子は京都・中京あたりの人物らしいとのこと。年代的にも伯父や父が2〜5歳の幼少の頃ですから、写真で見たことのある日本髪の髷を結っている亡き祖母の姿とだぶるものがあり、とても懐かしく、しばし作品の前で眺め入りました。

「娘深雪」1914年(大正3年)

いずれの作品においても日本的なお顔立ちの作品ですがこの作品においては姪っ子の顔立ちにあまりにそっくりなので思わず魅かれてしまいました。

「花がたみ」1915年(大正4年)

謡曲「花がたみ」の登場人物で照日の前(てるひのまえ)という人物がおり愛する継体天皇を想って狂い舞う姿を描いている作品。

この作品は、わたしの娘にそっくりなので観ていたのですが、解説を読んで「てるひ」という自分と同名の人物ということにも、更に驚きました!

(角度を変えた観方ではありますが、どうかぜひご覧ください。)

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当時の日本で、そして京都で画家として生きる道を選んだ彼女はとても勇気が必要だったことと思います。

わたしは、母・島田和子と、そして青井洋子さんという方の影響を受け10年前よりスケッチや水彩画を描くことを再開しました。

最初は子育ての合間、暇に任せてスケッチ程度でしたが、最近ではたくさんの作品を残したいと貪欲な気持ちで臨み作品を仕上げるようになってきました。

現在はまだ30点ほど。まだまだ道のりは厳しいですが自分のスタイルで画を描くことはとても楽しく、筆を持てることの喜びと、そして楽しく描けることに心から感謝している今日この頃です。

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当然のことながら、やはり作品というものは、画集で観ているよりも本物・実物を観ることが大切と考えます。印象も大きく変わってきます。

我が家はみな国立科学博物館(上野)のファンなのでよく展示を観に通っていますが、メキシコの壁画もしかり、子供たちにもできるだけ本物に触れる機会を多く持ってほしいと思いました。

近い将来にはスミソニア博物館(ワシントン)へも訪れたいと思っています。sol(10月7日)

いわきメキシコ展

メキシコ展

「メキシコ展メキシコへの道〜太陽・光・時間を描く」

いわき市ギャラリー昨明(かる)にて

8月8日(水)〜26日(日)まで

島田正治の墨画メキシコの風景、

井蕗愛(いぶき・あい)、峰丘(みね・おか)の作品が一同に展示されます。みなさまどうぞお出かけください。

ギャラリー昨明(ギャラリーかる) 福島県いわき市田人町南大平字川平35−4

TEL/FAX 0246−69−2390

常磐高速道路・いわき勿来(なこそ)インターより車で約5分。

※国道289号線の四時(しどき)トンネルを抜けてすぐ右手(駐車場はインド料理店チャンドメラと併用です。)

sol(8月9日)

▼ガレアナの花が印象的な峰丘氏の作品

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▼素朴な土壁にマッチする「サンアントニオ村風景」

島田正治の作品

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▼お隣はカフェテリア、インド料理が人気の「チャンドメラ」

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▼井蕗愛さんの作品・カラフルなメキシコです

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いわき小名浜港も近くリゾートとして訪れる方も多いと思います。

8月26日まで。ぜひお出かけください。

遠藤桑珠展

遠藤 桑珠(そうじゅ)展−空と雲ー

日時:2006年9月7日(木)〜18日(月)

※10日(日)は休廊

11:00〜18:30

場所:羽黒洞 画廊 (湯島ハイタウン内)

*地下鉄千代田線 湯島駅1番出口より徒歩1分

*JR御徒町より徒歩7分

TEL:(03)3815-0431 FAX:3816-3569

東京都文京区湯島4−6−11

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−空と雲ー

立ち湧きし雲たたなずく頂きに

山しぐれともやましずくとも

(遠藤桑珠 歌集「山しぐれ」より)

メキシコの空と大地

遠藤 桑珠

 メキシコとの縁しはもう何年前になるでしょうか、在メキシコの日本大使館から日本メキシコ修好条約締結100周年記念事業として、日本画の作品展開催のお誘いがありました。明治の日本政府が近代化に日夜腐心していた時、1888年メキシコと結んだ修好条約が日本にとって初の平等条約であり、明治日本の悲願であったと、東京・赤坂の一等地に在るメキシコ大使館は、いたく感銘した明治帝が提供した土地に建つとも聞きました。そのようなよしみであればと、快くお引き受けしたのでした。

「いざ、現地の風土に触れて想った。

 メキシコの広さに於いて日本の五倍以上もの領土を持つ国である。そして四季を通して豊かに稔る天然に恵まれた国である。過去に於いて数々の痛ましい試練があって今日に及び、言うべなき歴史を繰り返した上に立って、尚人々は何事もなかった如くに晴々とした天空の下に、平和に日を迎え、日を送っている。こうしてみると、太陽をはじめ、万象を神として、針一本にも、木の葉一枚にも、野にころがる石ころにも、風と共に神があって、それぞれに祈りながら生きてゆくのかと思ったりする。〈風土の画家 桑珠 生いたちの記〉より」

東介翁の想い出とともに

 米沢15万石上杉藩の藩士を祖とする木村東介翁が、上野・湯島天神の坂下に羽黒洞を構えてから幾十年の歳月が過ぎたでしょうか。店は翁の好みで古格を重んじ、渋い気品の高い造りであり、いまに続いています。翁は何事にも潔き使命感を持ち、剛胆の気風を崩さず、尖鋭の眼識をもって早くより、古画、肉筆浮世絵を蒐集し、また当時あまり認められなかった、長谷川利行の作品に同化するほどの愛着をもって作品の発掘に努められました。私は同郷の誼をうけ、しばしばその声咳に接し、見るからに聞くからに清々しく、将に風雲児の風貌でありました。尚、加えて云えば、若者の熱気と先駆的な感性を併せ、郷里・米沢から大八車に民芸品、民具を山と積んで、上野界隈に拠点を 持ったのが羽黒洞の発足でした。私は、羽黒洞に絵を買ってもらったことは稀でしたが、お金はしばしば借りた思い出があります。翁は談論風発よく絵のことを話されました。その折に、私の同僚である当時気鋭 の日本画家、森緑翠と中村正義を引き合いに出されて、「 緑翠は天才だ! 正義は鬼才だ! 桑珠は凡才だ!」と言われたことを印象深く覚えています。そして、「世の中には、運、鈍、根、というものがあって、大きな歯車が廻っているのだ」という話もありました。これは、私に対する秘かな励ましの言葉であるとして、今以って、決して忘れまいとしております。

 

翁は男児一生の事業を終え、九十幾歳かの長寿を全うされ、店は現在、長女・品子さんが跡を継ぎ、世の風潮などに染まることなく、一家の言をもって、大らかに営んでおられます。その品子さんから、ある日近年描き続けている“空”の絵による作品展をしてはどうかというお誘いを受け、その知遇に応えることにいたしました。日展出品作の小下図にスケッチ、水彩、パステル、鉛筆画等々、長年の間に描きためたものが大半でありますが、ささやかながら夢多き展覧会にしたいと思っております。絵は秀作でも凡作でも、等しく世に残ってしまうから困ったものです。とは言っても、今回の展覧会も多くの方々に御覧いただければ幸いです。                 2006年8月 吉日

遠藤桑珠・略歴

1917年 山形県東置賜郡上郷(現・米沢市)に生まれる。

      本名・伊左衛門。

1937  日本画家・中村岳陵に師事。

1940  徴兵で満州へ(43年除隊)。

1946  院展に初入選(以後48年まで連続入選)山形県展・市長賞受賞。

1948  日展に初入選(以後、毎年出品)。

1949  山形県展・知事賞受賞。

1950  日展・特選。

1953  日展・特選  竜土会結成(東西新進の作家による)。

1958  日本橋?島屋で個展(以後80年、87年)。

1964  銀座・資生堂ギャラリーで個展(以後66年、68年)。

1969  米沢市民文化会館緞帳の原画制作。

1971  日本橋三越で個展。

1976  日展審査員(83年、87年、90年、2003年同じく)。

      山形美術館で個展 (87年、同じく)。

1981  大阪大丸で個展。

1983  米沢児童会館 陶板壁画の原画制作。

1984  山形大学・教育学部講師。

1985  山形大沼ギャラリーで個展。

1988  日展評議員/日春展運営委員

日本大使館招聘によるシケイロス文化センター(メキシコ市)にて

日墨修好条約100周年記念展。

1990  酒田・本間美術館で個展。

1993  新潟県六日町 上杉景勝・直江兼続レリーフ像の原画制作。

1996  米沢大沼ギャラリーで個展。

1997  日展参与。

1998  米沢市上杉博物館に作品六十数点を寄贈。

2002年 米沢市上杉博物館で寄贈記念作品展。

2005年 米沢市より功績賞を受賞。

2006年 9月、湯島、羽黒洞にて“空と雲”展。現在に至る。

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▼89歳の遠藤先生とメキシコから来日のご子息遠藤滋哉氏

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本日初日におじゃまして参りました。

萌ゆる空、太陽、虹、雲・・・「空を仰ぐ」ことを忘れかけているわたしたちに天をいま一度見よ!といわんがばかりの空、空の作品群です。

遠藤桑珠さんとのご縁はやはりメキシコ観光時代に遡ります。日展には日本画の大作を出品されていて、いつも上司が入場券を頂いてそれを私がまた頂戴して、日展会場の東京都美術館は何室もあり広いので一日かけて観に行っていました。

上の序文を読んで、私たちの知らない時代のメキシコと日本とのつながりなど遠藤先生からはまだまだ学ばなければならないことが沢山あるようです。いつまでもお元気でご活躍ください!

sol(9月7日)

   

藤川汎正展

啓祐堂ギャラリー

2006年1月8日(日)〜16日(月)

港区高輪3−9−8高輪インターコート03−3473−3255

JR品川駅・都営浅草線高輪台駅下車(プリンス裏手)

横笛の鯉沼広行氏からイメージした「fuefuki doji」(鯉に乗った笛吹き童子)をはじめ新作展。今回、メキシコでのリトグラフ最後の貴重な1点の作品も展示されています。

▼水天(メゾチント、手彩色)

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藤川汎正さんと父とはグアナファト時代からの長いお付き合いです。

私が小学校の頃メキシコ留学から帰国した汎正さんは川崎のわが家にホームステイ(滞在)していました。あの頃は何歳くらいだったのでしょうか。わが家では制作はしていませんでしたから、画家であるということを知ったのはずい分後になってからのことです。

いつお会いしても若々しい汎正さんですが、そんな彼が生み出す内に秘めた繊細な作品群をどうぞご覧下さい。sol(1月8日)

以前メキシコへ家族旅行したとき、グアナファトでの個展レセプションに参加することができました。レセプションでは「ご親戚ですか?」と色々な方々によく質問されました、懐かしい写真を掲載します。

▼1997年9月4日藤川汎正個展

ディエゴ・リベラ美術館(グアナファト)にて

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お祝いのバタークリーム・パンダのケーキ。「耳をかじってごらん」と言われてガブリ!お口が真っ黒に。 

▼グアナファト市内にて

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小谷野洋子・墨画展

小谷野洋子墨画展―インド・流流生生―

銀座タカゲン画廊(銀座6-9-7)03-3571-5053

11月15日(火)〜20日(日)11:00〜7:00(最終日は5:00)

小谷野洋子さんご自身の中に蓄積されてきたインドへの想いを横披(横長の巻物)にまとめて発表。「仏心の篤かった母に導かれ今回蝶をモチーフに描いてみました。」とのこと。軸表装にもインドのサリー地を用いて女性らしい素敵な仕上がりの作品郡です。

先日国際交流のイベントでご一緒させていただいたときに、おとなりがインド貿易会社の社長さんだったのですが、日本にはインドのファンの方が多くいらっしゃることお聞きしました。わたしは自分がメキシコ大好きなのでメキシコ以外に目を向けたことがあまりなかったのですが、インド、そしてインド料理インド製品はとても魅力がありますね。小谷野さんもそんなインドに惹かれ、インドの魅力を紹介されています。

また日印舞踊コラボレーションの舞台美術のお仕事も手がけられたとのこと、上記サイトをご覧下さい。sol(11月19日)

▼案内状の作品「流流生生(るるせいせい)」97×380軸(横)

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▼パンジャビを身に纏った小谷野洋子さん

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サイトはただいま制作中、どうぞお楽しみに!

山本添山展

●書画・篆刻・陶板・陶印

大阪・現代画廊(大阪市北区西天満4―6―24)06―6361―6088

(南森町?出口より徒歩8分・淀屋橋?出口より徒歩8分)

7月25日(月)〜31日(日)11:00〜19:00(最終日は17:00まで)

「陶板を粘土にして焼きました。土に捺されても陶印もまた魅力をまします。今年は中島敦の「山月記」と李白の「静夜思」をテーマにしました。」とのことです。

みなさまどうぞお出かけください。sol(7月25日)

森麗子ファブリックピクチャー展

●糸とともに50年

6月3日(金)〜11日(土)10:30〜6:00最終日は5:00日曜休業

和光ホール(銀座4丁目03-3562-2111)

糸と生地の組み合わせで詩情豊かな世界を表現する森麗子さんによる個展。女性誌で作品をご覧になったことがある方も多いと思いますが

和光ホールでの個展は2年ぶり7回目の個展、初期〜最新作まで80余点の展観。

今回、「糸とともに50年」を出版、会場でのみの限定販売12600円でサイン入り1200部限定のうちナンバリングが記入されています。

木々と小鳥、散行く落ち葉、森と月など現代人が忘れかけていた身近な自然と、その偉大さが伝わってくる、いわゆる「癒し系」作品です。

なによりも作家ご本人、森先生のお人柄が伝わってきます。

糸と針の織り成す作品の数々を見ていると心が落ちつきます。

みなさまも是非お出かけください。sol(6月10日)

▼会場のみ限定販売作品集「糸とともに50年」

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藤川汎正展

藤川汎正(ふじかわぼんせい)展・アートコーヒー銀座(03-3561-7328銀座和光裏手)

2005年〜5月31日(火)まで

2004年6月より島田正治展を皮切りに始ったアートコーヒー銀座のメキシコ・コーヒーハウス最終回は藤川汎正の銅版画展。「神話を旅する」をテーマに2004年2月笠岡市立竹喬美術館で展覧会開催。

銅版画の世界で独特の世界を築き上げつつある藤川汎正氏の作品をメキシコ、チャパス地方のコーヒーとともにどうぞご覧下さい。

もちろんお土産用コーヒー豆200g/520円で売っています。

sol(4月1日)

▼グアナファトの切り立つ山(水彩・左)と銅版画作品。

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島田雨城歌書展

●喜寿記念「島田雨城自詠歌書展」

先日ご案内しました京都・文化博物館での伯父の書展に行って来ました!

○伯父の作品はすべて自詠歌で、その時々の心境が書を通して伝わってきます。作品は「変体仮名」と「かな」で、じっくり見ているとなんとか読むことができました。。。

「歌を詠みながら書を、書を見ながら歌を」と見てゆくのだそうです。

京都市メキシコ・グアダラハラ市と姉妹都市。

京都メキシコ文化協会に所属している伯父も京都市の親善訪問団としてメキシコに来たことがあります。滞在中に大きな虹を見ることができその時に詠んだ作品が軸(下記写真右)に記されています。

○父は、京都の祖父・島田真二郎が、メキシコの大地を見てもらうことができずに亡くなったので、伯父がメキシコに来てくれた時にはそれはもう、喜んでいました、自分の仕事場・フィールドを見てもらえたのですから。

▼グアダラハラで詠んだ自詠歌(右)と袴姿が凛々しい叔父

「京都市とグアダラハラ市との親善を 深むる二重の掛け橋の虹」

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○父達が若い頃に亡くなった祖母・島田千代のことを詠んだ作品では、お千代おばあさんがどんなお人柄だったのか偲ばれるものもあり

お彼岸中ということもあり、祖母が会場で見ているのかな、なんて思ったりしました。

琵琶湖疎水工事の大変さを歌ったものは、歌と書の中に伯父のダイナミックな人間性が表れていると思いました。(叔父はO型?)

○今回、表装の布色合いなどすべて伯父のセンスで注文したそうです。

衣装を選ぶように楽しくやったとのこと。色とりどりの生地や織物・刺繍をあしらった表装は京都ならではの素材の贅沢さと華やかさを感じます。

○また喜寿記念の書展ということで

落款に「七十七雨城」と印されたものが数種類ありました。

伯父が彫ったのでしょうか?これはインタビューし忘れましたので次回聞いてみます。

○和室全室を見るのには結構時間もかかります。そんなときには

着物を着た京美人の方々が、そそそっと茶とお干菓子をお盆ではこんできてくれますので青い毛氈でゆっくり一服してからまた作品を見にかかります。さすが京都〜思わず写真に撮ってしまいました。

▼おめでたい時の桜茶、お干菓子は桜と土筆(二条若狭屋製)▼約180点が並ぶ会場風景

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以上素人ではありますが、姪が「感じたまま」をお知らせいたします。

伯父のバイタリティーあふれる作品群にふれて、元気をもらいました。帰路の新幹線では途中、大きな虹に見送られて無事に帰宅しました。これからも益々お元気でご活躍ください!sol(3月19日)